活動報告 Report

11月定例会一般質問内容「離島の重要性と現状について」

2011-12-02 (Fri) 11:20
山本県議質問

(1)離島の重要性と現状について。
 本県の離島は、県土面積の約40%を占め、人口の約10%が居住しています。また、外洋に位置する離島によって、本県は九州に匹敵する広がりを有しています。豊かな自然を有し、安心で安全な農林水産物の供給基地であります離島は、長崎県にとって大変重要な役割を担っており、離島抜きでは語れないものですが、非常に厳しい現状もそこには存在しています。人口減少にはなかなか歯止めがかからず、産業の衰退や高齢化等、雇用を創出できない状態にある地域として離島が最先端でありますことは周知の事実であります。
 しかしながら、これらは本土が頑張って離島をカバーすればいいというものではなく、互いに頑張ってはじめて県の浮揚、県政の発展につながるのだと思っております。私は、離島は県浮揚に向けて十分な戦力が潜在する地域であると強く認識いたしております。県の総合力を挙げて盛り上げようとする流れの中で、今後、離島の潜在能力をしっかりと導き出し、各地域の特色を活かしながら磨いていくことは間違いなく本県の持続的な発展にとりまして戦力となるものであり、その姿勢で離島の現状を眺めた時、県民の皆様にもこれまでと違う風景が見えてくるのだと考えております。
 ついては、離島の現状認識と今後、離島のどのような部分を県勢浮揚の力としてとらえておられるのか、また離島そのものをどのように振興していこうとお考えか、知事のご所見を伺います。

知事答弁

 山本議員のご質問にお答えをいたします。
 まず、離島の現状についてどのようにとらえ、どのように振興していこうとしているのかとのお尋ねでございます。
 離島におきましては、近年の公共事業の減少に加え、農林水産業における価格の低迷、担い手不足などにより生産額も減少を来すという大変厳しい状況に直面いたしております。しかしながら、私は、島の振興なくして長崎県の発展はない、しまは日本の宝であると考えております。中でも、離島における主要産業であります第1次産業の回復や島外からの交流人口の拡大こそが、離島の振興のみならず県政全体の浮揚にもつながっていくものと確信をいたしております。
 このため、県といたしましては、離島地域の自律的な発展に向けて、新たな離島振興法に関する意見書を取りまとめ、農林水産業の基盤整備に係る補助率のかさ上げや離島の実情に応じた補助要件の緩和、燃油価格の引き下げ、離島航路運賃の低廉化など、これまでの離島振興法にはない思い切った施策の提案を国に対して行ってきたところでございます。
 また、島の減少に歯止めをかけることを目的にいたしまして、「しまは日本の宝」戦略を策定し、それぞれの島が有する地域資源を最大限に活用しながら、産業の振興や交流の拡大を図り、活力のあるオンリーワンの島づくりを目指してまいりたいと考えております。
 あわせて、生活環境の向上による暮らしやすいまちづくり、輸送コストの軽減など不利条件を克服する島づくりにも力を注いでまいりたいと考えております。

文化観光物産局長答弁

 離島観光を発展させる取組についてのお尋ねでございますが、離島につきましては、本土との隔絶による厳しさの一方で、日本の原風景や伝統文化、自然など、訪れた人に島ならではの体験や感動を与える魅力があります。さらに、本県離島は国境離島という特性から、大陸との交流に培われた独特の歴史文化、食など、ほかにはない誇るべき資源を有しております。離島観光の振興につきましては、各島が誇るこれらの資源を相互につなぎ合わせまして、オンリーワンの島へと磨き上げていく必要があるとともに、長崎の島全体を一つのブランドとして育てていくことが重要であると考えております。
 このため、「しまは日本の宝」戦略におきましては、各離島の特性を活かしました外国人観光客の受け入れ体制づくりや誘客対策に力を入れるとともに、3島を巡るツアーの定着拡大や複数離島を周遊するクルーズの誘致拡大など、離島地域に特化した施策を積極的に推進し、本県の島の顔が見えるテーマ性の高い観光を実現することにより、離島観光の活性化を図ってまいりたいと考えております。

山本県議質問

 私、本壇のところからでも申し上げました。やはり今年は平成24年度末の期限がございます。平成25年4月から新しく変わってはじまってほしい「離島振興法」の話もございます。私も離島出身でございます。そして、この議場には離島から選出されました県議会議員の方々がいらっしゃいます。皆様方の思いというのはやはり一つでございまして、そして、その一つの頑張りが長崎県全体の浮揚につながればというような思いでもございます。いろんな多くの方々にご教授いただきながら、私はこの場に立っているわけでございますが、その中の言葉に「打成一片」という言葉がございます。いろんなものを一切なくして、そのことに没頭をする、一生懸命になる。私はぜひとも離島についてのことを一生懸命取り組んでまいりたいと思っております。
 そして、よく使われる言葉で昨日も知事の方からもあったと思いますが、「県土の均衡ある発展」。確かに離島には、離島振興法においても、また県の方からも、公からの、行政からのものが入って、いろんな取組を既にしていただいております。ひょっとすると、ほかの地域よりも入っているのかもしれません。しかしながら、人口減少等々、今抱えている問題はそれとは別の部分に存在するわけでございます。
 そこで最後に、知事の方に「県土の均衡ある発展」、この均衡という内容について、果たして離島はどういう状態が均衡と言えるのでしょうか、そのことを最後にご質問をさせていただきます。

知事答弁

  私は、必ずしも均衡ある発展が実現できれば、それでよしとするところではないところがございます。もちろん離島・本土かかわらず、いわゆるユニバーサルサービスとして何としても確保すべき事項について、これは離島地域においても満たされなければいけない。例えば、高度情報通信基盤、こういったものが民間企業の収益の中で不均衡が生ずると、こういったことがあってはならないと思いますが、他方、その地域の魅力、特性を活かした発展、これがやはりお互いの地域の相乗効果を発揮される中で大切になってくるものと思っておりますので、これからもそういった地域の皆さん方の思い、こだわりを活かした地域づくりをしっかり支援してまいりたいと考えております。

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