活動報告 Report

11月定例会一般質問内容「離島の第1次産業について」

2011-12-02 (Fri) 11:20
山本県議質問

(2)第1次産業振興についてお尋ねいたします。
 離島においては、1次産業を取り巻く環境はいよいよ厳しく、長年にわたり地道に取り組んできたことについて、環境、社会の変化にとどまらず、国の政策の変化によって受ける影響も少なくありません。また、そのような中でもさらなる努力を重ね、しっかりと取り組んでいる離島の方々の姿があります。この質問では、2つの事例から県のお考えをお尋ねいたします。
 1つ目は、葉たばこの廃作と対応についてです。国内のたばこ市場においては、海外からの製品輸入攻勢や喫煙規制の強化に加えて、昨年10月以降の大幅な増税の実施により、消費量の減少が加速するなど、たばこを取り巻く環境は一層厳しさを増しています。このことから、原料となる葉たばこ農家の廃作募集が行われており、来年度の廃作希望者には協力金が支払われることになっています。今回の廃作の動きは、現状の厳しさに拍車をかけますが、葉たばこは離島の農業を守る重要な農作物であります。難題に対応しながら、担い手農家が夢と希望を持って生産に取り組めるよう対策を進めることが重要であると考えます。県下における廃作の状況と現在の対応、そして、今後の見通しについてお伺いいたします。
 2つ目は、漁業における天然礁についてです。漁業生産を向上させていくためには、人工魚礁を積極的に造成し活用するということも重要であります。あわせて、昔から漁業者の方々が大事に守り、海からの恵みを分かち合ってきた天然礁があります。例えば、私の地元、壱岐の島には七里ヶ曽根という優良な天然礁がございます。漁業者は、こういった漁場を資源を枯渇させることなく継続的に利用してこられました。また、今後もこれらを上手に活用していきたいと望んでいます。沿岸漁業者が優良漁場を効果的に活用できるよう、天然礁について県はどのように調査し、実態を把握しておられるのかについてお尋ねいたします。
 また、こういった天然礁の上に漁網が絡まったまま投棄され、漁業の妨げとなっているという声も聞きます。もし、これらを取り除くことができれば天然礁での生産性をさらに高めることにつながるのではないかと考えますが、その対策について、県はどのように考えておられるかお伺いします。
 これらの状況を見る時、離島における1次産業の振興とは、長年の離島の方々の地道な取組、日頃の暮らし、まさしくそれらを支え、守る政策でもあると考えますが、総じて知事にお伺いします。離島における1次産業振興についての具体的な見通しについて、お聞かせください。

知事答弁

 それから、離島の産業活性化のうち、1次産業の振興についてどう考えるのかとのお尋ねでございます。
 第1次産業は、離島地域を支える大変重要な基幹産業となっており、農林水産業に従事されている方々の意欲のある取組を支え、持続できる産業として振興を図っていくことが地域全体の活力を回復する上で大変重要であると考えております。そのため、生産基盤の整備をはじめ、それぞれの地域の特性や生産者のこだわりを活かした農林水産物、あるいはその加工品のブランド化、販路対策の強化、輸送コスト、生産コストの低減、6次産業化などに重点的に取り組み、力強く自立した農林水産業の実現を目指して全力で取り組んでまいりたいと考えているところでございます。

農林部長答弁

 葉たばこ廃作の状況と対応についてのお尋ねですが、本県では、耕作農家428戸の3割に当たる114戸、耕作面積869ヘクタールの2割に当たる188ヘクタールの廃作申し込みがなされております。
 県といたしましては、廃作の影響が大きいことから、廃作対策検討会を開催し、各振興局に相談窓口を設置するとともに、品目転換及び農地の利用計画、施設機械の導入等に関する意向調査を実施してまいりました。その結果、現時点では約9割の農家が営農を継続し、ばれいしょ、ブロッコリー、高菜、いちご等への転換意向であることを確認いたしております。今後、個別の経営相談等を通じ、年度内に経営計画を具体化したいと考えております。
 なお、廃作農家のうち、延べ106戸が品目転換に伴い、施設機械等の整備を必要としており、国庫事業である葉たばこ作付転換円滑化対策事業等の活用を図ってまいります。一方、廃作農地については188ヘクタールのうち、114ヘクタールの利用計画が立てられておりますが、残り74ヘクタールの利用計画を早急に進めていくこととしております。また、葉たばこ耕作を継続する農家においても、耕作者の減少に伴い、共同乾燥施設の利用計画の見直し等が必要なため、営農継続に支障がないよう調整を図ってまいりたいと考えております。
 次に、壱岐における農林関係での具体的な取組についてお答えします。
 壱岐地域における農林業の振興に取組につきましては、地域の特性を活かし、肉用牛、アスパラガスや小菊などの規模拡大、売れる米づくりとして、特A評価を受けた長崎にこまるの作付拡大、焼酎かすなど未利用資源の飼料利用によるコスト低減対策、焼酎原料用大麦やゆずの加工品開発などの6次産業化を進めており、規模拡大、コスト縮減、高付加価値化による農業所得の向上に取り組んでおるところでございます。

水産部長答弁

 漁業における天然礁についてのお尋ねでございますが、県といたしましても、天然礁は重要と認識いたしておりまして、その実態につきましては総合水産試験場がサイドスキャンソナーを用いた海底地形の調査や水中テレビカメラによる魚群の生息状況観察などを実施し、これらの調査結果はそれぞれの各漁協等に配付をいたしております。
 これまで県内75箇所での優良天然礁の実態把握を行っていますが、離島域の一部の天然礁において、網がかりが確認されております。漁網の撤去につきましては、水深が深い場合、技術的あるいは経済的な面から回収が非常に困難な場合がございます。実際に平成19年に対馬市で実施した事例では、大型工事船を投入したにもかかわらず少量の漁具しか回収できませんでした。しかしながら、これまでも漁業者からそういった漁具を引き揚げてほしいという声が上がっておりますので、その実現性を見きわめながら地元と協議をしてまいりたいというふうに考えております。
 それから、壱岐の水産業の振興についての具体的な方策についてのお尋ねでございますが、壱岐地域の水産業の振興につきましては、一本釣り等が漁獲するブリ等を対象とした大型魚礁の集中的な設置、イカ釣り等の意欲ある漁業者の育成、福岡市をターゲットとした水産物の販路拡大、一流シェフと漁協が地元の新鮮なタイやブリにハーブ等をブレンドいたしまして、生ハム風に仕上げた新商品「粋な漁(まりん)」など新たな加工品の開発などを進めているところであります。

山本県議質問

 1次産業の振興について重ねて質問を申し上げたいと思います。
 水産についてですけれども、先ほど詳細にわたる答弁をいただきました。その中で天然礁の漁網の網がかりについてのご答弁ですが、水産試験場においての調査が行われているということで、地元からも網がかりについての要望もあるというようなことで認識をされているというご答弁でした。これはやはり網がかかっている状況というのは資源というか、そういった魚が寄りにくいと判断されているんでしょうか、分析をされているかどうかについてお聞かせください。

水産部長答弁

  網のかかりぐあいによって状況が変わるということでございまして、網が岩にかかって、そのまま立っているような状況ですと、いわゆるゴーストフィッシングというふうなこともございまして、天然資源保護上も非常に問題があるだろうと。これがある程度もう海底の方に落ち着くと、影響としてはさほどではないものもあるのではないかということで、その網がかりの状況次第でその影響の度合いについては、それぞれまた試験場の方で把握をいたしております。

山本県議応答

 ゴーストフィッシングと、非常にわかりやすい名称だと思っておりますが、当然一つひとつについて把握をされているということでございますので、漁協に情報が行くということでございますが、地元の漁業者の方々にもしっかりとしたご認識、理解がされるようなご説明、そういった資料もご提供いただきたいというふうに思っております。

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